スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

10月21日 電力の鬼 松永安左エ門 

みなさん、こんにちは

日本郵政の西川社長が辞任を表明致しました。郵政民営化の見直しの閣議決定を受けての苦心の決断であったと、推察申し上げます。郵政民有化に対して怨念ともいえる思いを持った亀井氏を郵政担当相に据えたことで、鳩山総理の肚は、民営化路線を捨て、国営に戻そうとの意図が明確ですが、前々回の衆議院選挙の国民の意思を無視するのでしょうか。

国営事業を民営化して、悪くなったものはほとんどありません。国鉄もJRになり、サービスは良くなり、採算も上がり、誰も元の「国鉄」に戻したいという人はいらっしゃらないということを、どのように思っておられるのか、亀井氏と鳩山総理にお聞きしたいものです。

本日のタイトルに「電力の鬼 松永安左エ門(下写真、まつなが やすざえもん、1875年12月1日生)」の意味が、お分かりになった方もいらっしゃると思います。

松永安左エ門


松永安左エ門氏は、当時国営だった電力事業を民営し、戦後の大発展の礎を築いた方です。彼は、福沢諭吉を慕って慶応義塾に入学、日銀にい入るも直ぐに退職し事業を起こして、三十歳にして百億円ほどの資産家になるも株の暴落で一夜にして無一文になってしまいました。二年間の読書生活の後、九州福岡において電車会社、そして電力事業へと進み、九州、関西から中部を傘下にし、東京進出をかけた戦いの最中に戦争になり、全ての電力会社が国に没収され国営化されました。

彼は、大蔵大臣を要請されるも、一切受けずに引退しました。彼終戦となり、電力事業をどのように進めるか電気事業再編成審議会がもたれることとなり、当時の吉田総理から電力事業に一番精通している、松永氏を是非とも会長にとも要請を受け、国営事業のまま残そうという声を押し切り民営化しました。さらに2年間で70%もの値上げを発表し、マスコミや主婦など、全国民からの大反対を押し切って、まさに彼一人が悪者になって、電力事業を育て、日本の発展の礎を築いたのです。

何故、彼は2年間で70%もの電力の値上げを発表したのでしょうか。戦時下で安く設定されたままの電力料金では、戦後の産業発展の電力供給するための設備投資(新しい火力発電所の建設)ができないからです。彼は、値上げによって得る電力料金を担保に社債を海外で売り、資金を調達し世界最新鋭の火力発電所を名古屋に建設したのです。

彼は、この70%もの値上げが、全国民の大反対を招くことは、当然知っておりました。しかし、彼は日本の発展のためには、たとえ全国民の嫌われようとも、しなければいけないという使命感で役を引き受け、そして実行したわけです。まず、国営化に反対し、民営化を強引に押し切ったのも、同じ思いからです。

今の政権は、松永氏の全く逆を行おうというものです。国民の総意によって民営化に向かったベクトルを国営化に引き戻そうとすることが、いかに時代に逆行した、犯罪行為に等しいことであるのか、自覚していただきたいものです。

また、人気取り政策ばかりで、松永氏のように全国民に嫌われようとも日本の未来のために厳しいことでも断行する勇気が必要ではないでしょうか。

西洋のことわざで、「地獄への道は善意で舗装されている」というのがあります。耳に心地よい○○手当てオンパレードのばら撒き政策は、大増税とつながり、まさに地獄へと通ずる道をひた走りに走っているとしか思えません。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。